不動産で確認したい単位とは?
2024年06月23日
不動産で確認しておきたい単位や基準の値とは?
株式会社としぶん ガマホームです♪
家づくりを始めると、独特の単位や基準があることに気づかれると思います。
代表的なのが「坪」という広さの単位。
家づくりでは「m2」ではなく「坪」を使うことが多いです。
また、「建ぺい率」「容積率」という言葉もよく見かけますよね。
これは、土地に対して建てられる建物の広さを制限する基準です。
聞き慣れない言葉もありますが、知っておくと土地情報や間取り図を見るのに役立ちます。
今回は、こんな広さに関するキーワードをご紹介します!
「1坪」ってどれくらいの広さ?
1坪は約3.3m2
「1坪」は、明治時代に長さを定義する法律によって決められた広さの単位です。1坪は、1辺が6尺の正方形を表しています。
1尺=10/33mなので、6尺=60/33m、1坪=60/33×60/33m2となります。
整数で計算すると、「1坪=3.3057m2」となることが分かります。
と言っても、これではあまり広さがつかめません。そこで役立つのが、「畳」で表す方法です。
「1坪」は、畳2枚分の広さとほぼ同じです。
「畳2枚分の広さ」と分かれば、なんとなくイメージしやすくなります。メートル法で図面を描くようになっても「坪」が一般的なのは、畳という共通の「物差し」があることで、広さがつかみやすいからかもしれません。
不動産広告などでは「1畳=1.62m2」と定められており、「1坪=3.24 m2」を基準に広さを算出します。
この基準で見ていくと、畳数ごとの広さは次のようになります。
畳数
坪
m2
6畳
3坪
9.72m2
8畳
4坪
12.96m2
10畳
5坪
16.20m2
12畳
6坪
19.44m2
坪数とm2の換算方法
感覚的に広さをつかむのには畳数で表現することが役立ちますが、建築図面で正確に広さを算出したい場合は、次のような計算式を使います。
この計算式は、初めにお伝えした「1坪=3.3057m2」を基準にした数値です。
・坪数をm2に換算する場合
坪数×3.3057=m2
・m2を坪数に換算する場合
m2×0.3025=坪数
間取り図に書かれた面積が「m2」だけだった場合は、この計算式を使って坪数に直してみてください。
建ぺい率とは?
次にお伝えするのが「建ぺい率」です。
建ぺい率とは、「敷地面積に対する建築面積の割合」のこと。
建築面積とは、建物を上から見た時に壁や柱の中心線で囲まれた面積のこと。ざっくり言うと、1階の床面積のことを指しています。2階の方が広い場合は2階の床面積となります。
建ぺい率の計算式
計算式は、次のようになります。
建ぺい率(%)=(建築面積/敷地面積)×100
例えば、100m2の敷地に50m2の建築面積の住宅を建てたら、建ぺい率は50%と言うことになりますね。
建ぺい率は、用途地域によって違う
建ぺい率は、土地の「用途地域」によって違ってきます。
お店やマンションが建つような都心部なら建ぺい率は高めになっており、住宅ばかりが並ぶエリアでは建ぺい率が低めに設定されています。
土地利用に合わせて、より良い環境になるように配慮されているというわけです。
平屋を建てるなら建ぺい率に注意
平屋を建てたい場合は、注意しておきましょう。狭い土地では、建ぺい率いっぱいまで建てても十分な家の広さが取れないケースがあるからです。
容積率とは?
次にお伝えするのは「容積率」についてです。
容積率は、「敷地に対する延床面積の割合」のことを指しています。延床面積は、1階と2階の床面積全てを合計したもののことです。
容積率の計算式
計算式は、次の通りです。
容積率(%)=(延床面積/敷地面積)×100
例えば、100m2の敷地に100m2の延床面積の住宅を建てたら、容積率は100%と言うことになります。
容積率は用途地域によって違う
建物を2階、3階と高くしていけば、建築面積が小さくても家全体は広くすることができます。でも、そうすると人口が増えて、道路が混雑したり上水道の整備が間に合わなくなってしまったりする可能性があります。
そのため、容積率も、建ぺい率と同じように用途地域によって細かく指定されています。
まとめ
家づくりでは、普通なら使わないような単位や基準が出てきます。難しく感じる言葉も、知っておけば簡単なことばかり。土地の広さや建てられる家のサイズをイメージするためにも、役立ちます。
ぜひ、土地探しや間取りの検討に活用してみてください!