不動産の査定とは?種類や算出方法を確認♪
2023年12月09日
不動産査定とは?種類や算出方法を確認♪
不動産査定とは、不動産がいくらで売却できるかを算定することです。
不動産会社に依頼して価格を出してもらうことが多く、そのほとんどは無料で対応してくれます。
不動産を売却するうえで、査定は非常に重要な作業です。
売却を検討している場合は、余裕を持って不動産会社に依頼することをおすすめします。
査定時の評価項目
不動産査定は、主に家の状態(内装・外装)、築年数、周辺環境、立地、市況が評価基準です。
例えば「内装」であれば、更新費用がかかる水回りなどの設備のリフォームが必要な場合、査定額が大きく下がってしまいます。また「周辺環境」であれば、駅からの距離、スーパーなどの便利な施設の有無、なども大きく価格を左右します。
それぞれの項目の評価が高いと買い手が見つかりやすいため、高額査定となりやすいです。
不動産査定の種類
不動産査定には、AI査定・簡易査定・訪問査定の3種類があります。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
査定シミュレーション
査定シミュレーションとは、インターネット上で不動産の情報を入力し、即時でAIが算出した価格を受け取る査定方法のことです。
入力項目は主に住所、築年数、面積など。項目が少ないことに加えて、実際に不動産を見て判断するわけではありません。
また不動産の専門家が算出する過程をふまないため、精度が低くなりやすいです。
所有している不動産の相場に興味がある、という場合に利用することをおすすめします。
簡易査定(机上査定)
簡易査定(机上査定)とは、不動産会社に依頼し、物件情報や市況などのデータをもとに査定額を算出する方法です。
実際に不動産を見ることはないため、損傷の有無など、より詳細な物件の情報を不動産会社に伝えておくと良いでしょう。
概算で売却金額を把握しておきたい、売却意欲は低く処分はまだ先のこと、という場合におすすめです。
訪問査定
訪問査定とは、不動産会社に依頼し、現地を確認してもらって査定額を算出する方法です。
専門家が直接不動産を見て、損傷の有無、周辺環境、設備などを確認するので、AI査定や簡易査定よりも高い精度の査定額を出すことができます。
近日中に売却・処分を検討している方は、訪問査定がおすすめです。
より高い精度の査定額を受け取って、確実な売却活動を進めるようにしましょう。
不動産査定額の算出方法
不動産の査定額を算出する方法は、原価法、取引事例比較法、収益還元法の3種類があります。
査定してもらいたい不動産の種類によって適する方法が異なるため、事前知識として把握しておきましょう。
原価法(減価償却)
原価法とは、不動産の原価(新築費用から減価償却額を差し引いた金額)から価格を算出する方法です。
例えば、新築価格が5,000万円で築10年の物件があるとします。
建物は10年で約半分が減価償却されるため、残りの価値は2,500万円と算出することができます。
住宅の建物部分(上物)を査定する場合によく用いられる方法です。
取引事例比較法
取引事例比較法とは、対象物件の周辺にある不動産の取引事例(売却実績)から価格を算出する方法です。
できるだけ最近の事例の中で、かつできるだけ似ている不動産を事例として活用するため、類似する比較対象が多い土地やマンションを査定する場合によく用いられる方法です。
収益還元法
収益還元法とは、対象の不動産が今後生み出すであろう収益から逆算して価格を算出する方法です。
「利回り」という観点を用いるため、アパートやマンションといった収益物件を査定する場合によく用いられる方法です。
不動産査定で知っておくべきポイント
最後に、不動産査定を実際に依頼する前に、事前に知っておくべきポイントを解説します。
不動産売却を成功させるためには、不動産査定は非常に重要です。それぞれ把握しておきましょう。
売却を近いうちに考えているなら訪問査定を選ぶ
売却を近い将来行う可能性が高い、売却意欲が高い、という場合には、最も高い精度で査定額を出すことが可能な訪問査定を選ぶようにしましょう。
査定額が適正価格と乖離してしまうと、短期間で売却することができません。
結果的に、しばらくして価格を下げる必要性も生じるため、高い精度での査定額算出は必要不可欠です。
また訪問査定の流れで担当者との関係も構築できるため、コミュニケーションを取りながらスムーズな売却活動を進められるメリットもあります。
一方で、価格だけを知りたい、売却意欲が高い、という場合には、不動産会社とのコミュニケーションを多くとる必要のない「簡易査定」を選ぶのがおすすめです。
売却実績の豊富な業者に依頼する
一口に「不動産会社」といっても、賃貸管理が得意な会社、不動産売却が得意な会社、投資が得意な会社など様々です。
不動産査定は売却活動の一環なので、不動産売却が得意な会社に依頼することをおすすめします。
選び方のポイントとしては、経験とノウハウが多いことを意味する「過去の実績数」、多くの顧客に支持されてきたことの裏付けである「社歴の長さ」、信頼関係の構築に必要な「営業対応品質」といった要素を見るようにしましょう。
他にも、その地域に精通している「地域密着型の不動産会社」に依頼すれば確実です。
今回は不動産売却に欠かせない「査定」についてご紹介いたしました♪
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