中古物件購入の注意点・ポイントとは?
2023年12月04日
中古物件の購入する際の注意点やポイントとは?
今回は中古物件を購入する際のメリット・デメリットを始め、いい中古物件を選ぶためのポイントをご説明いたします。
最後までご覧いただけると幸いです。
中古物件を購入するメリット
まずはじめに中古物件を購入するメリットについて、ご説明いたします。
メリット①:価格が安い
中古物件を購入する最大のメリットは価格が安いとのことです。
多くの人は、住宅を購入する際に、理想の間取りや立地などを考えています。
その理想の間取りや立地の物件は、新築だと値段が高くて手に入れるのが難しいかもしれません。
しかし、中古物件であれば、価格が安いので理想の住宅を購入可能です。
それ以上の住宅にも手が届く場合があるので、大きなメリットになります。
メリット②:住むイメージを掴みやすい
中古物件は新築とは違い、購入しようとしている時点で家が建っています。
実際に住んだときのイメージがしやすいというメリットがあります。
新築だと写真や間取り図でしか家の様子を確認できないことも多いので、中古物件ならではのメリットであるといえるでしょう。
メリット③:条件と合う物件の選択肢が多い
たとえば、物件の外観や内観、陽当たりといった大切なポイントを、建物がある状態から確認することが可能です。
駅からの距離をはじめ、病院や学校、公共施設などの周辺環境を自分の目で確かめることもできます。
また、実際に売主が住んでいる場合もあるため、新築住宅よりも購入後のイメージが想像しやすくなるでしょう。
中古物件を購入するデメリット
中古物件を購入するのはメリットが多いですが、デメリットもあります。
メリットとデメリットを比較して、新築と中古物件のどちらを購入するべきか判断しましょう。
デメリット①:設備が古い
中古物件なので、どうしても新築物件と比べると設備は古くなっています。
どれくらい古いかは築年数によって異なりますが、物件によってはかなり傷んでしまっているケースもあります。
場合によってはリフォームが必要になり、リフォームにかかる費用をあわせると新築が購入できてしまうこともあります。
中古物件を購入する際は、リフォームが必要な設備があるかを確認するようにしましょう。
デメリット②:住宅ローン控除が受けられない可能性がある
中古物件は、住宅ローン控除が受けられない可能性があります。
ただし、一定の条件を満たせば、少し費用はかかりますが住宅ローン減税の対象となる物件もあります。
購入前に基準を満たしているかを確認して、もし満たしていたら申請の用意をしましょう。
中古一戸建てを購入する流れ
実際に中古一戸建てを購入する際に、どのような流れになるのかを確認しておき、契約をスムーズに進めましょう。
流れ①:不動産会社に相談する
まずは、どのような中古物件を希望しているのか、どんな暮らしがしたいかなどを不動産会社・仲介業者に相談します。
ここで自分が譲れない希望(住むエリアや学区限定で探している・総額はいくらで押さえたいなど)などがあれば、あらかじめ不動産会社に伝えておくと、希望に沿った物件を紹介していただけます。
流れ②:物件見学をする
希望の物件が見つかったら物件の見学をします。
この目的はあくまでも情報収集なので、気に入らなければ断っても大丈夫です。
なるべく多くの物件見学を行い、自分が譲れない条件・物件のポイント整理をして物件を絞っていきましょう。
流れ③:資金計画・住宅ローンの事前審査
物件の見学と並行して、あなたに合った資金計画を立てていきます。
住宅ローンを使用する場合には、事前に銀行へいくら貸してもらえるかの確認(事前審査)もしておきます。
この審査では、住宅ローンの借りる人の収入や勤務年数などがチェックされ、実際にいくら借りられるのか、長く支払っていけるかどうかの適正を判断されます。
流れ④:物件の購入申し込みをする
購入したい物件が見つかったら、物件の購入申し込みを行います。
申込書に必要事項を記入して、物件の持ち主との個別交渉を始めます。
不動産会社が仲介になっている場合が多いので、不動産会社と売主様との間で交渉が行われることがほとんどです。
流れ⑤:売買契約を結ぶ
ここで大切になるのは、物件の重要事項に関する説明を受けることです。
知らないまま契約を結んでしまうと、後でトラブルが起こったとしても責任を追及することができません。
物件は住むうえで問題がないのか、重大な欠陥を抱えていないかなどを売主によく確認するようにしましょう。
口頭ではなく、書面で確認をするようにしてください。
流れ⑥:住宅ローンを申し込む
住宅ローンを使用する方は申し込みを行います。
この審査は事前審査よりも厳しく、審査期間も1~2週間程度と長めです。この審査をクリアしたら、金融機関と住宅ローンの契約を結ぶことになります。
流れ⑦:残金代を支払い物件の引き渡しを受ける
最後に残金代を支払い、物件を引き渡してもらいます。
ここでもしっかりと契約書を確認して、すべて滞りなく行われているかを確認しましょう。
良い中古物件を見極めるポイント
最後に良い中古物件を見極めるためのポイントについて紹介します。
このポイントを踏まえて中古物件選びを行い、失敗してしまうリスクを減らしていきましょう。
ポイント①:安全性をチェックする
中古物件を選ぶ際は、その建物だけに注目しがちですが、周りの環境も確認するようにしましょう。
消防車や救急車が入れるような場所がない安全性が乏しい物件は、あまり望ましくありません。
隣家とのスペースなども確認しておく必要があります。
ポイント②:リフォームが可能かどうかを確認する
中古物件の場合は、住んでいると色んな欠陥が見つかり、リフォームをしなくてはいけない場合があります。
その際に、リフォームができるような構造になっている中古物件を選びましょう。
中古物件の中には、構造的にリフォームが難しくなっているものがあります。
中古物件選びは慎重に!
中古物件選びは可能な限り慎重に行いましょう。
新築と比べると価格は安いですが、それでも大きな出費になることに変わりはありません。
その中古物件に住んだときに問題はないか、大きな欠陥を抱えていないかなどをしっかりと確認して、購入を行うようにしましょう。
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